うつ病の回復は「3つの時期」で考える|焦らないための目安
はじめに
大阪市の就労継続支援B型事業所「アトラス生國魂」の前田です。
うつ病の方から「いつになったら治るのか」「早く元に戻らなければ」というお話をよく伺います。回復の道のりを知っておくと、焦りが少し和らぐことがあります。
今回は、うつ病の回復を3つの時期に分けてご紹介します。
回復は一直線ではない
まず知っておきたいのは、うつ病の回復は右肩上がりの一直線ではなく、「波」を描きながら進むということです。調子のいい日のあとに落ち込む日が来ても、それは後戻りではなく、回復の過程でよくあることです。
① 急性期:とにかく休む時期
症状が最も強く出ている時期です。気分の落ち込みや強い疲れ、不眠などで、日常のことをこなすのも難しく感じます。
この時期のポイント
- 治療と休養を最優先にする
- 仕事や大きな決断(退職・引っ越しなど)は、できるだけ先送りにする
- 「何もしていない」ことに罪悪感を持たなくて大丈夫
休むこと自体が治療です。横になって過ごす日が続いても、それは必要な時間です。
② 回復期:少しずつ動き始める時期
気分や体調に少しずつ余裕が出てくる時期です。ただし、良い日と悪い日の差が大きく、「もう大丈夫」と思って無理をすると、反動で調子を崩しやすい時期でもあります。
この時期のポイント
- 起床・就寝の時間をそろえ、生活リズムを整える
- 散歩や家事など、短時間でできる活動から始める
- 調子のいい日も「腹八分目」でやめておく
この回復期に、就労継続支援B型事業所を「日中の居場所」として利用する方も多くいらっしゃいます。決まった曜日に外出する予定があることで、生活リズムが整いやすくなるためです。
③ 再発予防期:安定を保ちながら次を考える時期
症状がかなり落ち着き、日常生活を送れるようになる時期です。うつ病は再発しやすい病気ともいわれるため、良くなってからも治療を続けることが大切です。
この時期のポイント
- 自己判断で服薬をやめず、主治医と相談しながら進める
- 自分の「調子が崩れるサイン」を把握しておく
- 働き方や今後の目標を、ゆっくり考えていく
焦りを感じたときに思い出してほしいこと
回復期や再発予防期になると、「周りに置いていかれている」「早く働かなければ」と焦りが強くなりがちです。そんなときは、次のことを思い出してください。
- 回復のスピードは人それぞれ。他人と比べる必要はない
- 「以前の自分」ではなく「先月の自分」と比べてみる
- 小さな「できた」を記録すると、前に進んでいることを実感しやすい
就労継続支援B型という「中間の場所」
いきなり一般企業で働くのは不安、でも家にいるだけでは生活リズムが整わない。
そんなときの選択肢のひとつが就労継続支援B型事業所です。
アトラス生國魂では、週1日・短時間からの利用が可能で、体調に合わせて通所日数を調整できます。送迎にも対応しているため、外出への負担が大きい方も利用しやすい環境です。作業は動画編集や経理(仕訳作業)、軽作業など、座ってできるものが中心です。
おわりに
うつ病の回復には時間がかかりますが、一歩ずつ進んでいけば大丈夫です。今の自分がどの時期にいるのかを知ることで、「今はこれでいい」と思える瞬間が増えるかもしれません。
腹八分目っていうのが一番難しいかもしれません。。。
見学・体験は随時受付中です。まずはお気軽にご相談ください。

